Retailer’s Voice Vol.01 Orange / Wakayama
資産である自然、そのフィールドで
街を盛り上げていきたい
Retailer’s Voice Vol.01では緑豊かな和歌山県かつらぎ町にある、関西最大級の品揃えを誇るアウトドアショップOrangeさんへ。Orangeの魅力についてマネージャーの堀西様、店長の山本様にインタビューさせていただきました。
テントを担いで野宿をしながら、渓流釣りを楽しんだ幼少期。中、高校時代はスケートボードとバスフィッシングに没頭。現在は、お客様にキャンプの楽しみを伝える一方、プライベートではフィッシング三昧の生活を送っている。料理店での修行経験を生かして開発した「アウトドアスパイスほりにし」は大ヒット中。
幼少期よりキャンプ・バスフィッシング・スキー・サーフィン・カヌー他など父親から教わり、キャンプ・バスフィッシング歴は早三十数年になる。その培った知識で、日々お客様にキャンプの楽しみと笑いを伝える一方、プライベートでは、子供たちと家の庭で焚き火をする事に情熱を燃やしている。
二代目として引き継いだ金属加工会社の新規事業として、アウトドアブランド“muraco”を立ち上げる。既成概念にとらわれない自由な発想と、金属加工業のクラフトマンシップを武器に、自ら製品の企画、デザイン、設計から、販促ツールの作成までを手がけ、プレイングマネージャーとして業界に新たな風を送り込む。
Orangeとmuracoの出会い
村上Orangeさんとは一昨年の10月からお付き合いさせていただいてます。当時はまだテントの発売前で、商品点数も非常に少ない中お取り扱いを決めていただきました。 その時の経緯をお聞かせいただけますでしょうか?
堀西マネージャー最初のきっかけはふもとっぱらのイベントに視察に行った時でしたね。うちの社長に「面白いメーカーがきているから話を聞いておけ」と言われてmuracoさんのブース にお邪魔したんです。サンプル出展されていたブラックビークのインパクトがとにかく強かった。その時点ではまだどこにも卸してないと伺って、是非Orangeが一番に! と思い、お話しさせていただきました。
村上本当にありがたかったです。イベントの後すぐにこちらにお邪魔して、社長、山本店長、堀西マネージャーにご提案させていただきました。当時はまだ卸売のイロハも無かったので、一から教えていただいて。感謝しきれません。今そのやりとりがmuracoの基礎となっています。現在の売り場ですが、前回訪問時からかなり様変わりしましたよね。
堀西マネージャーはい。規模を拡大して、現在はアウトドアギアをメインで展開しているお店と、アパレル品を展開しているお店と同じ敷地内に2店舗で運営しています。
村上私が初めてお伺いした時は現在のアウトドアギアのお店の中に、ギア系、アパレル系両方が並んでいましたよね。増床とさらなる商品の充実にはOrangeさんの勢いを感じます。
堀西マネージャー村上さんがいらっしゃる前は、店舗内にストック場があったりと、売り場スペースは今より断然少なかったですね。あっという間に取扱メーカーもアイテム数も増えて拡張となりました。
山本店長当時は、アパレルや雑貨の取り扱いも多かったのですが、自分達が欲しい物、提案したい物を集めていく中で今のお店の形となりました。またギア館とアパレル館の店舗を同じ敷地内で分ける事でギア系、アパレル、雑貨系のより特化したお店作りが出来たと思います。
村上お店はOPENから何年目になりますか?
山本店長今4年目です。
村上まだ4年目! Orangeさんの店内を見ていると「行ったら何かあるかも」というレベルではなくて「Orangeならある」という感覚になります。あらゆるメーカーの商品を扱われていて充実感がありますよね。関西圏全域からお客様が足を運ばれるのも納得できます。
山本店長常にアンテナを張り、新しい商品情報などをチェックしています。もっと期待に応えられるアイテムを揃えたい。お客様にこんな田舎まで来て頂けるだけの価値のあるお店にしないといけない。またOrangeから商品やアウトドアシーンやスタイル等の情報を発信できる様になれたらいいなと思っています。そのためにはモノだけではなく私たちスタッフもプロ意識を持って努力しなければと思っています。
ORANGEでの売れ筋商品
村上今 (2月現在) 業界的にはオフシーズンですが、この時期はどんな商品が売れ筋でしょうか?
堀西マネージャー意外に満遍なくご購入いただいていますが、今は燃料などのタンク類は動きがいいですね。寒い時期は燃料タンク、夏場は水のタンクとしても使えるので、とても好評です。
山本店長最近では暖の取り方を工夫したり、「寒い中でもキャンプを楽しもう」という人が増えてきましたよね。「冬キャンプ」がジャンルとして確立してきたおかげで一年を通してアウトドアを楽しんでもらえている感じがします。
村上なるほど。muracoとしてこんな商材があったらいいのに。と思うものはありますか?
山本店長コットン系のテントやタープをmuracoさんの雰囲気で出せたら、絶対人気が出ると思いますよ!
堀西マネージャーでもブランド的にはどう思われますか?
村上弊社としては現時点であまりイメージがつかないのですが、貴重なご意見として参考にさせていただきます!
山本店長あとはシェルター型のタープですね。もちろん他メーカーさんにはありますが、相変わらず人気で常に品薄状態です。
堀西マネージャーそうですね。シェルター型のタープをmuracoさんで出していただけたら、自信を持って販売させていただきます!
村上ありがとうございます。シェルター型のタープについては問い合わせやご要望も多く、弊社でも開発を進めたい案件です。インタビューが終わったら具体的に大きさなどご相談させてください (笑) 。
山本店長もちろんです!
ORANGEでのBLACK BEAKの反応
村上外の展示スペースに弊社のBLACK BEAK 2Pと4Pを設営していただいていますが、やはり外の展示はお客様の反応が良いのでしょうか?
堀西マネージャー反応はすごく良いです。ご購入をご検討されているお客様への提案はもちろんですが、ご購入後のお客様に、設営方法のレクチャーをさせていただくなど、外の展示スペースには様々な活用法があります。
地元かつらぎ町との協業
村上少し話は変わるのですが、以前社長がお話されていた「地元かつらぎ町との協業」についてお伺いしたいのですが。
堀西マネージャー現在、かつらぎ町花園村にあるキャンプ場の運営管理を今春より町から任される事となりました。またその場所の近くにある場所のキャンプ場開発を行い同じように運営管理をする事も決まっております。キャンプ場には区画サイトがあるのですが、近年のキャンプスタイルと少し離れている印象を受けまして、まずはそこの再構築を進めていく予定です。また広場の有効活用については、フリーサイトのキャンプ場を想定し、整備を進めて行く予定です。いずれもこれから具体的に動いていくので、しばらく時間は掛かりますが、非常に楽しみです。
村上それはとても楽しみですね! かつらぎ町のアウトドア拠点としてOrangeさんの存在感がますます大きくなっていきそうです。
山本店長弊社の代表が「かつらぎ町に人の集まるところを作りたい」「かつらぎ町を知ってもらいたい」町の地域資産である自然、そのフィールドで町のアピールが出来ればと思いOrangeがスタートしました。単純に物を売る店だけではなく情報やキャンプ場のプロジェクト、かつらぎ町と全てリンクしてみんなで町を盛り上げていく事ができれば嬉しいですね。
村上ちなみにお二人はどんなアウトドアを楽しまれるんですか?
山本店長僕も堀西も、小さい頃から釣りが好きですね。僕は主にバス釣りがメインです。
堀西マネージャー僕はソルト系が中心です。関空に渡る橋の周辺が魚礁になっているので、よくアジなどを釣りに行きますよ。
村上Orangeさんでは釣具は取り扱ってませんよね? 今後予定はないのですか?
山本店長うちに釣具を置いたら、堀西と二人で全然仕事にならないでしょうね (笑) 。それよりも、もっと今の基盤を活かしてできることがあると思っています。これからも色々と模索しながら進めて行きたいです。 但し最近、社長も釣りにはまり始めたのでどうなるか分かりませんが… (笑) 。
村上そうなんですか!? 次回伺った際に「釣り具始めました」って看板出てたらウケますねー (笑) 。それでは、本日はありがとうございました。これからも末長いお付き合いをよろしくお願いします!
定番商品からガレージブランドまで、アウトドアギアやアパレルなどがズラリと並ぶ、関西屈指の品揃えを誇る和歌山県かつらぎ町のアウトドアショップ。
Address : 和歌山県伊都郡かつらぎ町妙寺488-4
Tel : 0736-20-1329
Open : 11:00 – 20:00(年末年始を除き無休)
http://shop-orange.jp/