LogoLogo

Products

View All Products

MURACO HEROES Vol.001 "Kenta Ino"

川も山も。全部遊べる埼玉の魅力

Voice|2023.06.04 up

「MURACO HEROES」は、ローカルな視点で日本の魅力を発信する日英バイリンガルのメディア 「PAPERSKY」と、muracoがお届けするストーリーです。埼玉にゆかりがあり、組織の枠を超えてmuracoを支えてくれている人たちを紹介しています。Vol.001の今回は、muracoが撮影にも使用する埼玉県長瀞町のキャンプ場「フォレストサンズ長瀞」のマネージャーを務める猪野健太さんです。

Text : Takeshi Okuno / Photography : Hao Moda

Share
猪野健太 / フォレストサンズ長瀞

美容師、林業を経て、キャンプ場「フォレストサンズ長瀞」で勤務し、現在はマネージャー。JBS認定ブッシュクラフト・インストラクターで、ワークショップも開催。趣味は焚き火とオートバイ。

埼玉県の北西部、山に囲まれた秩父盆地の小鹿野町で育った猪野健太さんにとって、子どものころから川や山が遊び場だった。8年前にフォレストサンズ長瀞で働き始めてからブッシュクラフトの存在を知り、「これって昔遊んでたことそのままだ」と気づいたという。
そして、遊びの延長だったナイフの使い方やロープワークなどを、ブッシュクラフト・インストラクターの講習会と独学で体系的に学ぶことで、それまで当たり前だった自然に対する向き合い方をあらためて意識するようになった。

「講習で『今日、風はどちらから吹いてますか?』と聞かれた時に、自分はアウトドアが好きって言ってるのに、何も気にしてなかったな、とハッとしたこともありました。フィールドや山のなかでは、何か一つのことに集中しすぎちゃうと周りの情報が入ってこなくなる、といったことも教えてもらいましたね。だから、バトニング(ナイフで薪を割ること)などをする時も、周りの音が常に聞こえるような状態で、集中しすぎないようにしています」。

20代前半まではクラブに出かけたりと、都内に強いあこがれがあったという。しかし、「やっぱり自然が好きというか、落ち着くんです」と語る猪野さんは、仕事も美容師から地元での林業へと転職し、20代後半になると遊び方も変わってきた。釣りや山登りをするようになり、「なんだ、地元でいろんな遊びができるんだ」と、埼玉の魅力を再発見した。

「このキャンプ場が面している川ではラフティングやカヌー、最近はSUPも楽しまれています。すぐ向こう側には長瀞アルプスという低山があって、3時間ぐらいハイキングして周ってこられる場所もありますよ」。

普段、出かけるのは地元の川や山がメイン。「渓流釣りをやるので、オートバイで林道に行って、沢があったら入ってみて、焚き火をしてコーヒーを淹れたりしますね」。

猪野さんにとっての理想の焚き火は、「チョロチョロやってるような、煙が少なくて爆ぜない焚き火。基本的に1人でキャンプとかをやるので、そこまで大きい火は必要ないんです」。

普段はタープを使うことが多いそうだが、「今回、久しぶりにテントのなかに入ったんですけど、すごく安心感があっていいですね」と、これからはテントをオートバイに積んで出かけるつもりだ。また、登山も始めてみたいという猪野さんは、「コンパクトなテントを持って、今後は泊りの登山にもチャレンジしてみたい」と話す。埼玉で登ってみたいと考えているのは、東京との境にある雲取山だ。

埼玉でのアウトドアのおすすめの楽しみ方を聞くと、「キャンプ場などをベースにして、あちこちまわってもらいたいですね。川でも山でもいろんなアクティビティができて、秩父の奥の方にはBMXの大きいコースもありますよ」と猪野さん。埼玉には遊び尽くせないほどのフィールドが広がっている。

撮影協力:フォレストサンズ長瀞

川も山も。全部遊べる埼玉の魅力
MURACO HEROES Vol.001 "Kenta Ino"
Shopping Cart
現在、カートは空です。